(財)日本AST協会認定
AST東北気功センター

私は前々から"気"に興味がありました。
そんな折、新聞を読んでいたら"気功施術、誰にでもできる"という文字が目に止まりました。
以前、友人の紹介で気功教室の合宿に参加したことがあり、気功で施術するとなると長い（何十年もの）修行が必要で、修得しても1日に2～3人の施術でかなりの負担が身体にかかり、疲れてしまうと聞いていたので、過大広告ではないかと少し疑問に感じながらも"誰にでもできる"という言葉が強く印象に残りました。
本を購入し、何度も読ませていただき、「私にもできるのかなぁ」という思いで見学会に参加しました。
AST気功の詳しいお話を聞き、気の体験で頭から気を入れていただいた時、体の中をまるで頭から足の先まで電流が流れるような感じで、中国気功とは、まったく違う感覚に驚きました。
私にもできるのか不安でしたが、「大丈夫です。あなたにもできます」という言葉で背中をおされ、研修会に入会しました。
私にとっては、始めたばかりでまだまだ未知の世界ですが、先輩のみなさんにご指導いただきながら、気功師の道を目指していきたいと思います。

あ、あれは私だ。
9階病棟の窓に映る人影。8年前の自分と重なる。
福島で初めて開催された「命のリレー フォーライフ」で、福島医大のグランドを夜通し歩き続けながら、あの時を思う。
8年前、夫の晩年に幼なじみから気功という対処法があると教えられた。
松葉杖で毎日のように通い、病院に入院中も施術師が交代で病室を訪れてくれた。
精神的に追い詰められた時も、メンバーに励まされ乗り切った。
それからは私自身も気功の研修を受け、毎朝6時過ぎには病室へ通い、まず熱いタオルで体を拭き、そして胸に手を当てて、施術を施した。
夫も喜んで、私の施術を受けてくれた。生きていればこそ持ち得た、かけがえのない夫婦の時間だった。
結局発症してから10ヶ月で逝ってしまったけれど、気功のお陰で苦しまずに逝けたと素直に信じられるのは有難い。
人の幸せは、他人の為に何かしてやれる事だと思う。
1人でも多くの施術師が生まれて、病気になっても大丈夫と支えて欲しい。